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一般社団法人 日本鉄リサイクル工業会 − Japan Iron Steel Recycling Institute
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電炉および高炉による製鋼法
製品の種類と検収規格
鉄スクラップの流通ルート

加工処理方法と製品

回収された鉄スクラップの主な加工方法は以下のとおりです。
その種類によって 定められた規格(製品の種類と検収規格) に加工されて、製鋼メーカーに納入されます。


1. プレス(圧縮)加工
あき缶や新断くず(薄板を工場などで切り抜いた後の端切れ)など、薄い材料でできていて、空間の多い形の鉄スクラップを型に入れて圧縮し、箱型にまとめる加工法です。イラストのように、自動車をプレスすることもあります。


2. シャーリング(切断)加工
 現在最も多く使われている加工法で、パイプや建材など、厚みがあり長い材料を一定の長さに切断する加工法です。通称「ギロチン」という少々物騒な名前のついたプレスシャーリング(圧縮切断機)による加工が一般的です。この場合、材料をいったんプレス(圧縮)してまとめたうえで、切断用の刃の下に送り出して切断します。
 なおシャーリング加工に限らず、鉄スクラップの積み下ろしや機械への投入は、バケット(カニのはさみや人の手のような形の”つかむ”装置・イラスト左上)や、マグネット(電気式の大きな磁石・イラスト右上)のついたクレーン等で行うのが一般的です。


3. シュレッダー(破砕)加工
 自動車や家電製品など、非鉄金属(鉄以外の金属)や非金属 (プラスチック・ゴムなど金属以外のもの)が多く含まれたものを処理する方法です。シュレッダー装置の高速で回転する円筒型のドラムに取り付けられたハンマー(刃の1種)で材料を細かく破砕して鉄・非鉄金属・非金属に分別します。非鉄金属は、さらに銅・アルミなどに分別され、リサイクルされます。また非金属はダスト(ゴミ)として処分されます。
 一般的なシュレッダー装置は、本体のほか、プレシュレッダー(材料を本体に入れる前にある程度細かく破砕する装置)、磁選機(磁力による鉄の分離装置)、非鉄金属選別装置(非鉄金属を金属の種類ごとに分別する装置)、ダスト分離装置や、集塵装置(破砕・選別の際に出るホコリを集める装置)、それらをつなぐコンベア等を含めたかなり大規模な装置です。


4. ガス切断加工
 機械やその他大きな材料で、大きさや厚さのために上記の3つの加工方法が取れない場合、手作業でアセチレンガスのバーナー(工事現場などで見かける青い火のバーナーと同じもの)により溶断(溶かして切る)します。材料によってはさらにシャーリング(切断加工)等を行なう場合もあります。


5. 製品の種類
 加工された製品は、材料の種類や加工方法により規格が決まっています。品種としては、ヘビー(ヘビーメタル・主にシャーリング加工されたもの)、プレス(プレス加工されたもの)、シュレッダー(シュレッダー加工されたもの)、新断(新断くずを処理したもの)、ダライ粉(旋盤の削りくず)等があり、それぞれ品質等により等級があります。詳しくは 「製品の種類と検収規格」 をご覧下さい。
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