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一般社団法人 日本鉄リサイクル工業会 − Japan Iron Steel Recycling Institute
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環境問題への取り組み

環境に貢献する鉄のリサイクル

日本鉄リサイクル工業会(以下 工業会と言います)とその会員の環境問題への取組みを、以下の4つの点からご紹介させていただきます。

1. 鉄のリサイクルは、古くからあたりまえのこととして行われていること
2. 鉄リサイクルの技術やシステムを、より高いレベルで環境への負荷の少ないものにしていく努力について
3. 環境・リサイクル関連の法整備への積極的な提言を行うなど、循環型社会システム構築への参加・協力
4. 既存の鉄リサイクルを発展させた、さまざまなリサイクル・環境事業への挑戦。



1. 鉄はリサイクルの優等生

リサイクルが、社会的にこれまでになく重要視されています。しかし鉄のリサイクルが特別に脚光を浴びているということはありません。それは、実は鉄のリサイクルが、今日のようにリサイクルが注目されるずっと以前から、あたりまえのこととして行われてきたためなのです。

鉄スクラップのリサイクルは、天然資源のほとんどないわが国のもつ貴重な鉄鋼原料の供給という重要な役割を担い、明治以降のわが国の発展とともに歩み続けてきました。現在では、日本で一年に生産されるおよそ1億トンの鉄のうち3千万トン近くが鉄スクラップのリサイクルにより作られています。またここ数年、鉄スクラップの発生量は国内需要を上回るようになり、海外への輸出が行われるようになっています。現在、全国から年間7百万トンを越える鉄スクラップが、アジア地域を中心に輸出されています。

このように、鉄は長きに渡り、また大量にリサイクルされてきており、その市場も国内のみならず海外にまで及んでいます。そしてリサイクルの基本的な技術やシステムが確立され、国内で発生する鉄スクラップのほとんどがリサイクルされているのです。鉄のリサイクルは、ずっと前から環境保全に貢献しつづけている、いわばリサイクルの優等生なのです。



2. 時代にあった鉄リサイクル

工業会では、このように長い歴史のある鉄リサイクルを、常に時代に適合したより高度なものにしていくさまざまな努力を行っています。これまでも、リサイクル作業・工程の自動化・省力化・作業の安全や環境保全に寄与する最新の技術の導入、より適正なリサイクルを行うための各種許認可の取得を奨励・推進を行ってきました。また鉄スクラップの適正なリサイクル流通を確保する「金属リサイクル伝票」の運用など、リサイクルシステムの運用も行っています。また、業界団体として、環境マネジメントの国際規格であるISO14000シリーズの認証取得の奨励・支援や、最新のリサイクル技術の紹介、また複雑化する環境・リサイクル関連の法規制に関する情報提供を行うなど、特に環境を重視したリサイクルシステムへの対応に力を入れています。



3. 循環型社会のシステム作りへの関わり

工業会は、鉄リサイクルでの豊富な経験を活かして、新しいリサイクル関連の法律の制定など、循環型社会のシステム作りに積極的に参加しています。たとえば2005年1月に施行された自動車リサイクル法では、その内容を審議する産業構造審議会の検討部会に業界団体として参加し、実際にリサイクルを行う立場から提言を行いました。そのほかさまざまな場面で、関連する行政機関や団体などと密接に連携しながら、今後のリサイクルのあるべき姿を提言し、社会システム作りに参加しています。



4. さまざまなリサイクル分野へのチャレンジ

鉄スクラップの発生形態の多様化や複合素材が使用された製品のリサイクルに対応して、またより高いリサイクル率の達成を目指して、工業会の会員会社では、さまざまな技術開発やチャレンジが行われています。鉄や非鉄金属の回収率を高める努力はもちろんのこと、たとえば自動車・家電製品・OA機器など、さまざまな製品のより丁寧な解体・分別が研究・実践されています。また金属以外のプラスチックなどのリサイクル、分別後の残渣物(残ったもの)の焼却による熱回収(サーマルリサイクル)など、元来の鉄のリサイクルをベースに、時代の要請にこたえる、多様なリサイクルへのチャレンジが行われています。

このように私ども工業会は、長年にわたりあたりまえのこととして行われてきた「鉄リサイクル」をよりいっそう推進するとともに、時代の要請にこたえられるよう、その技術・システムにさらに磨きをかけ、循環型社会の担い手として、環境の保全に貢献していきたいと考えております。
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