H25/01/07 | 12/03 | 11/01 | 10/01 | 09/03 | 08/01 |
07/02 | 06/04 | 05/01 | 04/02 | 03/01 | 02/01 |
12月の鉄スクラップ相場は、11月末に台頭した先安懸念に反して、月間を通じて強基調で推移し、月末までに3,000~3,500円方値上がりした。
この価格上昇は、12月に入っても韓国を中心としたアジア・ミルの日本産鉄スクラップに対する積極手当ての勢いが衰えず、輸出向けFOB価格が大きく上昇した結果、国内電炉メーカーも月後半の連休対策、越年在庫玉手当ての必要から輸出への対抗上購入価格の引き上げを行わざるを得なかったことに起因している。
長らく懸念されてきた鋼材価格についても、総選挙後の公共投資額増加への期待が膨らみ、鉄スクラップ原料価格の上昇も寄与する形で、マーケットに値戻し気運が高まりつつある。
また、11月後半からの円安・ドル高基調と株価の回復は、鉄鋼業界に留まらず日本経済全体を取り巻く環境を明るくしており、アジア地区の米国産鉄スクラップ価格上昇、鉄鉱石価格の値上がりも相俟って、鉄スクラップ市況は久方振りに先行き上昇期待を高めながら2013年を迎えている。
(単位:千トン)
粗 鋼 生 産 | 8,498 | 前月比 -343 |
---|---|---|
うち電炉 | 1,976 | 前月比 - 73 |
メーカースクラップ在庫(10月) | 3,393 | 前月比 + 37 |
小 棒 生 産 | 773 | 前月比 - 21 |
(月平均価格、東京・中部・関西三地区平均/単位:円)
異 形 棒 鋼 | 50,000 | 前月比 - 100 |
---|---|---|
H 形 鋼 | 64,700 | 前月比 ± 0 |
スクラップ | 24,700 | 前月比 +1,800 |
(資料:日刊市况通信社/単位:千円)
月 初 | 月 末 | 入荷状況(%) | 見 込 | |
---|---|---|---|---|
北海道 | 20.0~21.0 | 24.0~25.0 | 100% | 様子見 |
東北 | 22.0~23.0 | 25.0~26.0 | 100% | 様子見 |
新潟 | 20.5~21.5 | 24.0~25.0 | 100% | 様子見 |
関東 | 25.0~26.0 | 28.0~28.5 | 100%弱 | 強含み様子見 |
中部 | 23.5~24.0 | 26.0~27.0 | 100%弱 | 強含み |
関西 | 25.0~26.0 | 27.0~27.5 | 90% | 強含み |
姫路 | 23.5~24.0 | 27.0~27.5 | 90% | 強含み |
中・四国 | 23.5~24.5 | 27.0~27.5 | 100%弱 | 強含み |
九州 | 23.5~24.0 | 27.0~27.5 | 100%弱 | 強含み |
10月末まで2か月以上にわたって下落が続いた鉄スクラップ市況は、11月に入り海外市況上昇の影響から、一旦値上げに転じものの、下旬には早くも天井感台頭し、値下がり気運が出る等目まぐるしい動きを示した。
11月前半は、韓国を中心としたアジア諸国の需要家が、米国東海岸を襲った大型ハリケーンの影響で米国産のトルコ向け輸出価格及びコンポジット価格が大幅に上昇したのを見て、割安感のあった日本産鉄スクラップの積極購入に動き、日本の輸出向けFOB価格が上昇、さらには国内市況の引き上げに繋がったと見られる。
しかし、電力会社各社の電力料金値上げの動きが表面化するなど、国内電炉メーカーを取巻く経営環境が厳しさを増す中で、電炉製品需要は依然伸び悩んでおり、鉄スクラップ国内需要の本格的回復は期待できない。三連休明けには、一部電炉メーカーが購入価格を引き下げたのに続き、輸出向成約価格も下げが報告される等、鉄スクラップ市況は先安感を漂わせながら12月を迎えている。
(単位:千トン)
粗 鋼 生 産 | 8,841 | 前月比 + 43 |
---|---|---|
うち電炉 | 2,049 | 前月比 + 29 |
メーカースクラップ在庫(9月) | 3,356 | 前月比 + 57 |
小 棒 生 産 | 794 | 前月比 + 46 |
(月平均価格、東京・中部・関西三地区平均/単位:円)
異 形 棒 鋼 | 50,100 | 前月比 -2,200 |
---|---|---|
H 形 鋼 | 64,700 | 前月比 ± 0 |
スクラップ | 22,900 | 前月比 +1,100 |
(資料:日刊市况通信社/単位:千円)
月 初 | 月 末 | 入荷状況(%) | 見 込 | |
---|---|---|---|---|
北海道 | 実 18.0~19.0 | 実 20.0~21.0 | 100% | 様子見 |
東北 | 実 19.5~20.5 | 実 22.0~23.0 | 100% | 様子見 |
新潟 | 実 18.5~19.5 | 実 20.5~21.5 | 100% | 様子見 |
関東 | 実 22.0~22.5 | 実 25.0~26.0 | 100%弱 | 様子見 |
中部 | 実 21.0~21.5 | 実 23.5~24.0 | 100% | 様子見 |
関西 | 実 22.0~22.5 | 実 25.0~26.0 | 100% | 弱含み様子見 |
姫路 | 実 21.5~22.0 | 実 23.5~24.0 | 100% | 弱含み様子見 |
中・四国 | 実 22.0~23.0 | 実 23.5~24.5 | 100% | 様子見 |
九州 | 実 22.0~22.5 | 実 23.5~24.0 | 100% | 様子見 |
10月の国内鉄スクラップ市況は、8月下旬より継続している下落基調に歯止めが掛かっておらず、月間を通して下げ続け月初比約2,000円値下がりして月末を迎えている。
一方、海外ではトルコ向け成約価格が値上がりした影響で、米国の大手シッパーは中旬以降アジア向けも値上げを表明しており、日本産との値差が広がっている。日本産鉄スクラップの割安感から、最近成約が聞かれなかったベトナム等東南アジア諸国や台湾の需要家も日本産に興味を示し、一部成約が報告されている。 主要需要家の韓国も、米国産より日本産鉄スクラップの購入を増やしており、輸出向FOB価格は一部上方修正している。
しかし、鋼材を取り巻く環境は、高炉メーカー、電炉メーカー共に先行き極めて悪く、今後減産の可能性も否定できないため、鉄スクラップへの需要の高まりはさほど期待できない。
鉄スクラップ市況は、国内外で強弱異なる雰囲気を漂わせながら11月を迎え、市中発生量は引続き良くないものの先行き不安定な状況が持続する見込み。
(単位:千トン)
粗 鋼 生 産 | 8,798 | 前月比 -410 |
---|---|---|
うち電炉 | 2,020 | 前月比 +197 |
メーカースクラップ在庫(8月) | 3,299 | 前月比 - 55 |
小 棒 生 産 | 748 | 前月比 + 83 |
(月平均価格、東京・中部・関西三地区平均/単位:円)
異 形 棒 鋼 | 52,300 | 前月比 - 700 |
---|---|---|
H 形 鋼 | 64,700 | 前月比 0 |
スクラップ | 21,800 | 前月比 -2,900 |
(資料:日刊市况通信社/単位:千円)
月 初 | 月 末 | 入荷状況(%) | 見 込 | |
---|---|---|---|---|
北海道 | 実 20.5~21.5 | 実 18.0~19.0 | 100% | 弱含み様子見 |
東北 | 実 21.0~22.0 | 実 19.5~20.5 | 100% | 様子見 |
新潟 | 実 20.5~21.5 | 実 18.5~19.5 | 100% | 弱含み様子見 |
関東 | 実 23.5~24.0 | 実 22.0~22.5 | 100% | 弱含み様子見 |
中部 | 実 23.5~24.5 | 実 21.0~21.5 | 100% | 弱含み様子見 |
関西 | 実 24.0~24.5 | 実 22.0~22.5 | 100%弱 | 弱含み様子見 |
姫路 陸 | 実 24.0~24.5 | 実 21.5~22.0 | 100% | 弱含み様子見 |
海 | +500円 | +500円 | 100% | 様子見 |
中・四国 | 実 24.5~25.5 | 実 22.0~23.0 | 100% | 弱含み様子見 |
九州 | 実 24.5~25.5 | 実 22.0~22.5 | 100% | 弱含み様子見 |
8月下旬より下落に転じていた鉄スクラップ市況は、9月に入っても下げ止まりの動きは見られず、1か月を通して約@¥3,500値下がりした。 9月末の価格レベルは、欧州債務危機により急落した昨年10月の価格をも下回り、2009年10月以来約3年ぶりの安値となっている。
この背景として、世界の鉄鋼需要を牽引してきた中国経済の減速が鋼材の供給過剰を引き起こし、アジア全般にわたる鋼材価格の低迷、鉄鋼原料価格の下押しをしていることが挙げられる。 中国政府の1兆元の緊急財政出動により、鋼材価格、鉄鉱石価格共に底値から若干反転の兆しはあるものの、回復の力強さに掛ける為、アジア主要国の製鉄メーカーの生産意欲は依然低く、原料に対する需要増には結びついていない。
こうした中、鉄スクラップの新規購入に慎重な海外需要家が増えており、日本産鉄スクラップ輸出は量的には毎月70万トン超の高いレベルで推移しているものの、価格の下落には歯止めが掛からず、国内相場もこれと歩調を揃える形で続落しており、底値感を感じられないまま10月を迎えている。
(単位:千トン)
粗 鋼 生 産 | 9,208 | 前月比 - 51 |
---|---|---|
うち電炉 | 1,823 | 前月比 -209 |
メーカースクラップ在庫(7月) | 3,354 | 前月比 -105 |
小 棒 生 産 | 665 | 前月比 - 84 |
(月平均価格、東京・中部・関西三地区平均/単位:円)
異 形 棒 鋼 | 53,000 | 前月比 - 400 |
---|---|---|
H 形 鋼 | 64,700 | 前月比 - 200 |
スクラップ | 24,700 | 前月比 - 1,200 |
(資料:日刊市况通信社/単位:千円)
月 初 | 月 末 | 入荷状況(%) | 見 込 | |
---|---|---|---|---|
北海道 | 実 23.0~25.0 | 実 20.5~21.5 | 100% | 弱含み |
東北 | 実 23.5~25.5 | 実 21.0~22.0 | 100% | 弱含み |
新潟 | 実 23.0~25.0 | 実 20.5~21.5 | 100% | 弱含み |
関東 | 実 27.0~28.0 | 実 23.5~24.0 | 100%強 | 弱含み |
中部 | 実 26.5~28.0 | 実 23.5~24.5 | 100% | 弱含み |
関西 | 実 27.0~28.0 | 実 24.0~24.5 | 100%強 | 弱含み |
姫路 陸 | 実 27.5~28.0 | 実 24.0~24.5 | 100%強 | 弱含み |
海 | +500円 | +500円 | 100%強 | 弱含み |
中・四国 | 実 27.5~28.5 | 実 24.5~25.5 | 100% | 弱含み |
九州 | 実 27.5~28.0 | 実 24.5~25.5 | 100% | 弱含み |
6月中旬以降、約2か月間に亘り横這い推移してきた鉄スクラップ市況は、海外市況上昇の影響により、まず輸出価格が上昇し、お盆休暇明けには夏季の品薄感も重なって国内価格も7月末比@¥2,000方値上がりした。
上昇したのも束の間、下旬に入ると大手電炉メーカーの値下げを切掛けに、国内、輸出市況共に値下がりに転じ、月末までにピーク比@¥1,000~1,500の値下げが全国的に浸透している。
この不安定な価格変動の背景は、トルコ等一部地域の鉄スクラップ需要増が米国産スクラップ価格を一時的に押し上げた一方で、中国を中心とした鋼材価格の下落、鉄鉱石スポット価格続落等、鉄スクラップを取り巻く環境が好転しないことが指摘されている。
9月以降、夏季炉休を終えた電炉メーカーの生産増も見込まれる反面、外部環境不安は依然払拭されておらず、鉄スクラップ相場の先行きには不透明感が残っている。
(単位:千トン)
粗 鋼 生 産 | 9,259 | 前月比 + 60 |
---|---|---|
うち電炉 | 2,032 | 前月比 -211 |
メーカースクラップ在庫(6月) | 3,459 | 前月比 -161 |
小 棒 生 産 | 749 | 前月比 - 22 |
(月平均価格、東京・中部・関西三地区平均/単位:円)
異 形 棒 鋼 | 53,400 | 前月比 -1,500 |
---|---|---|
H 形 鋼 | 64,900 | 前月比 -1,000 |
スクラップ | 25,900 | 前月比 + 800 |
(資料:日刊市况通信社/単位:千円)
月 初 | 月 末 | 入荷状況(%) | 見 込 | |
---|---|---|---|---|
北海道 | 実 21.0~23.5 | 実 23.0~25.0 | 100% | 弱含み |
東北 | 実 22.5~24.5 | 実 23.5~25.5 | 100% | 弱含み |
新潟 | 実 21.5~23.5 | 実 23.0~25.0 | 100% | 弱含み |
関東 | 実 24.5~25.5 | 実 27.0~28.0 | 100%強 | 弱含み |
中部 | 実 25.5~26.0 | 実 26.5~28.0 | 100% | 弱含み |
関西 | 実 26.5~27.5 | 実 27.0~28.0 | 100% | 弱含み |
姫路 陸 | 実 26.0~26.5 | 実 27.5~28.0 | 100% | 弱含み |
海 | +500円 | +500円 | 100% | 弱含み |
中・四国 | 実 26.5~27.5 | 実 27.5~28.5 | 100% | 弱含み |
九州 | 実 26.5~27.5 | 実 27.5~28.0 | 100% | 弱含み |
6月中・下旬に全国的にH2ベース@¥25,000~26,000レベルで底打ち傾向を見せた国内鉄スクラップ市況は、7月に入っても動意が見られず、1か月以上に渡って横ばい基調で推移する展開となっている。
韓国向けを中心とした輸出価格は、新断スクラップ等上級品種から@¥500~1,000/トンの値上がりが始まり、H2にも一部値戻しが見られるものの、国内市況には未だ目立った変化は生じていない。
この背景には、国内に留まらない世界的な鋼材価格の低迷があり、高炉メーカーによる市中スクラップの購入が極端に落ち込んでいることも大きく影響している。加えて8月には電炉も大手メーカーの多くが定期炉修を予定し、自然減産を余儀なくされる為、鉄スクラップ需要の本格的回復には時間が掛かり、市況の先行きには依然として不透明感が漂っている。
(単位:千トン)
粗 鋼 生 産 | 9,199 | 前月比 - 29 |
---|---|---|
うち電炉 | 2,243 | 前月比 + 3 |
メーカースクラップ在庫(5月) | 3,620 | 前月比 -142 |
小 棒 生 産 | 771 | 前月比 + 8 |
(月平均価格、東京・中部・関西三地区平均/単位:円)
異 形 棒 鋼 | 54,900 | 前月比 -3,300 |
---|---|---|
H 形 鋼 | 65,900 | 前月比 -4,000 |
スクラップ | 25,100 | 前月比 - 500 |
(資料:日刊市况通信社/単位:千円)
月 初 | 月 末 | 入荷状況(%) | 見 込 | |
---|---|---|---|---|
北海道 | 実 21.0~23.5 | 実 21.0~23.5 | 100% | 様子見 |
東北 | 実 22.5~24.5 | 実 22.5~24.5 | 100% | 様子見 |
新潟 | 実 21.5~23.5 | 実 21.5 ~23.5 | 100% | 様子見 |
関東 | 実 24.5~25.5 | 実 24.5~25.5 | 100% | 様子見 |
中部 | 実 26.0中心 | 実 25.5~26.0 | 100%弱 | 様子見 |
関西 | 実 26.5~27.5 | 実 26.5~27.5 | 100%強 | 様子見 |
姫路 陸 | 実 26.0~26.5 | 実 26.0~26.5 | 100% | 様子見 |
海 | +500円 | +500円 | 100% | 様子見 |
中・四国 | 実 26.5~27.5 | 実 26.5 ~27.5 | 100%弱 | 様子見 |
九州 | 実 26.5~27.5 | 実 26.5~27.5 | 100% | 様子見 |
6月の国内鉄スクラップ市況は、5月の値下げ基調をそのまま引継ぎ下落で始まった。その下げ幅は、市中の予想を上回り月中旬には前月比△@¥3,000に達し、2年半ぶりの安値を記録している。
日本の鉄スクラップ価格が、米国に先行して大きく下落した結果、ユーロ安によりトルコ向けで欧州産鉄スクラップに対し競争力を無くしていた米国産鉄スクラップは、東アジア向けでも競争力を大きく低下させ、輸出価格は@$50以上の値下がりを見せている。
下旬に入り、日本では韓国向け新規成約価格が一部値上がりした他、最近殆ど成約の無かった台湾向けに日本産鉄スクラップの成約が報告されるなど、日本産鉄スクラップ下げ過ぎの反動も出始め、市中には相場底打ち気運が生まれている。
鉄スクラップ市況の先行きは、鋼材市況の悪化に歯止めが掛かっておらず、夏季減産シーズンも控えており、反転の兆しは見られるものの上昇の力強さを欠いた状況にある。
(単位:千トン)
粗 鋼 生 産 | 9,228 | 前月比 +156 |
---|---|---|
うち電炉 | 2,240 | 前月比 + 10 |
メーカースクラップ在庫(4月) | 3,762 | 前月比 - 20 |
小 棒 生 産 | 763 | 前月比 - 3 |
(月平均価格、東京・中部・関西三地区平均/単位:円)
異 形 棒 鋼 | 58,200 | 前月比 - 300 |
---|---|---|
H 形 鋼 | 69,900 | 前月比 - 100 |
スクラップ | 25,600 | 前月比 -4,300 |
(資料:日刊市况通信社/単位:千円)
月 初 | 月 末 | 入荷状況(%) | 見 込 | |
---|---|---|---|---|
北海道 | 実 23.5~25.5 | 実 21.0~23.5 | 100% | 一部制限中 |
東北 | 実 25.5~27.5 | 実 22.5~24.5 | 100% | 一部制限中 |
新潟 | 実 24.5~26.5 | 実 21.5~23.5 | 100% | 一部制限中 |
関東 | 実 28.5~30.0 | 実 24.5~25.5 | 100%強 | 一部制限中 |
中部 | 実 28.5中心 | 実 26.0中心 | 100%強 | 様子見 |
関西 | 実 29.5~30.0 | 実 26.5~27.5 | 100%強 | 様子見 |
姫路 陸 | 実 29.0~29.5 | 実 26.0~26.5 | 100% | 様子見 |
海 | +500円 | +500円 | 100% | 様子見 |
中・四国 | 実 30.0~30.5 | 実 26.5~27.5 | 100%弱 | 様子見 |
九州 | 実 30.0~30.5 | 実 26.5~27.5 | 100% | 様子見 |
5月の国内鉄スクラップ相場は、月間を通して弱基調で推移した。大型連休以降、月前半は横ばい推移したが、欧州の 経済不安再燃を引き金に世界的なリスク回避の流れが強まると、鋼材や鉄鉱石スポット価格、フレートなど鉄スクラップを取り巻く指標が一斉に下がり、鉄スクラップも月末にかけて価格の下落が加速した。
ユーロ安を背景に、それまで比較的堅調であった米国からのトルコ向け輸出価格が値を崩し、アジア諸国の需要家も先安感から買い控えの姿勢を強めた為、日本からの輸出価格も急落している。夏季電力の供給不安がくすぶる国内でも外部環境の悪化に押される形で国内相場も続落基調を辿り、各地とも約3ヶ月ぶりに3万円を割り込んで6月を迎えている。
(単位:千トン)
粗 鋼 生 産 | 9,072 | 前月比 -253 |
---|---|---|
うち電炉 | 2,250 | 前月比 - 38 |
メーカースクラップ在庫(3月) | 3,782 | 前月比 +232 |
小 棒 生 産 | 766 | 前月比 - 41 |
(月平均価格、東京・中部・関西三地区平均/単位:円)
異 形 棒 鋼 | 58,500 | 前月比 ± 0 |
---|---|---|
H 形 鋼 | 70,000 | 前月比 ± 0 |
スクラップ | 29,900 | 前月比 -1,800 |
(資料:日刊市况通信社/単位:千円)
月 初 | 月 末 | 入荷状況(%) | 見 込 | |
---|---|---|---|---|
北海道 | 実 25.0~28.5 | 実 23.5~25.5 | 100% | 弱含み |
東北 | 実 25.5~29.0 | 実 25.5~27.5 | 100% | 弱含み |
新潟 | 実 24.5~28.0 | 実 24.5~26.5 | 100%強 | 弱含み |
関東 | 実 30.5~32.0 | 実 28.5~30.0 | 100%強 | 弱含み |
中部 | 実 31.0中心 | 実 28.5中心 | 100%強 | 弱含み |
関西 | 実 31.0~32.5 | 実 29.5~30.0 | 100%強 | 弱含み |
姫路 陸 | 実 31.0~31.5 | 実 29.0~29.5 | 100% | 弱含み |
海 | +500円 | +500円 | 100% | 弱含み |
中・四国 | 32.5~33.0 | 実 30.0 ~30.5 | 100%弱 | 弱含み様子見 |
九州 | 実 32.5~33.0 | 実 30.0~30.5 | 100% | 弱含み |
国内鉄スクラップ市況は、3月後半に輸出向FOB価格が上昇した結果、底打ちし一部では値上がりしたが、4月に入り値下げに転じ、月全般を通じて下落基調を辿った。
大型連休に向けて、鉄スクラップ需要の増加も期待されたが、海外からの需要は4月に入ると勢いを失ったのに加え、国内電炉メーカーも丸棒を中心とした鋼材市況回復の遅れが足枷となって、連休中の生産計画を下方修正するなど、鉄スクラップ購買に対する積極姿勢は見られず、鉄スクラップ市況は当初の見通しより大きな値下がり幅となった。
一方で、米国産鉄スクラップ価格は横ばい推移しており、日本産鉄スクラップに割安感も出始め、海外からの引き合いが再び活発化する期待もあって、国内市況も若干落ち着きを取り戻した形で連休入りしている。
(単位:千トン)
粗 鋼 生 産 | 9,325 | 前月比 +713 |
---|---|---|
うち電炉 | 2,288 | 前月比 +145 |
メーカースクラップ在庫(2月) | 3,550 | 前月比 -199 |
小 棒 生 産 | 807 | 前月比 + 40 |
(月平均価格、東京・中部・関西三地区平均/単位:円)
異 形 棒 鋼 | 58,500 | 前月比 + 200 |
---|---|---|
H 形 鋼 | 70,000 | 前月比 + 300 |
スクラップ | 31,700 | 前月比 +1,400 |
(資料:日刊市况通信社/単位:千円)
月 初 | 月 末 | 入荷状況(%) | 見 込 | |
---|---|---|---|---|
北海道 | 実 27.0~30.0 | 実 25.0~28.5 | 100% | 弱含み様子見 |
東北 | 実 27.5~30.5 | 実 25.5~29.0 | 100% | 弱含み様子見 |
新潟 | 実 26.0~29.0 | 実 24.5~28.0 | 100% | 弱含み様子見 |
関東 | 実 32.5~33.5 | 実 30.5~32.0 | 100%強 | 様子見 |
中部 | 実 33.0中心 | 実 31.0中心 | 100%強 | 様子見 |
関西 | 実 33.5~35.0 | 実 31.0~32.5 | 100%強 | 弱含み様子見 |
姫路 陸 | 実 33.5~34.0 | 実 31.0~31.5 | 100% | 弱含み様子見 |
海 | +500円 | +500円 | 100% | 弱含み様子見 |
中・四国 | 33.0~35.0 | 32.5~33.0 | 100% | 弱含み様子見 |
九州 | 実 33.0~35.0 | 実 32.5~33.0 | 100% | 弱含み様子見 |
年明けの鉄スクラップ相場は、1月に@¥3,000下落、2月に@¥3,000超上昇と目まぐるしい動きを示したが、3月に入ると早々に軟化に転じた。一方、為替が@¥80台/$に戻り円高に一服感が出た結果、中国、韓国向けに輸出成約が報道されると、市中には需給タイト感が台頭し中旬には早くも反発の動きが表面化するなど、市況は安定感を欠く展開となっている。
大手電炉メーカーは為替の好転を背景に久方ぶりに、ホットコイル、H形鋼等鋼材のアジア向け輸出成約のニュースもあり、今後鉄スクラップへの需要の高まりも期待されるが、鉄鉱石、原料炭の値下がりで4~6月の高炉の製銑原料価格は値下がりが見込まれる等、4月以降の鉄スクラップ市況を取り巻く環境は硬軟双方の要因が混在し見通しを難しくしている。
(単位:千トン)
粗 鋼 生 産 | 8,612 | 前月比 - 18 |
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うち電炉 | 2,143 | 前月比 +149 |
メーカースクラップ在庫(1月) | 3,749 | 前月比 +100 |
小 棒 生 産 | 767 | 前月比 + 60 |
(月平均価格、東京・中部・関西三地区平均/単位:円)
異 形 棒 鋼 | 58,300 | 前月比 - 400 |
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H 形 鋼 | 69,700 | 前月比 -1,300 |
スクラップ | 30,300 | 前月比 +2,600 |
(資料:日刊市况通信社/単位:千円)
月 初 | 月 末 | 入荷状況(%) | 見 込 | |
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北海道 | 実 27.0~30.0 | 実 27.0~30.0 | 100% | 様子見 |
東北 | 実 25.5~28.5 | 実 27.5~30.5 | 100% | 強含み様子見 |
新潟 | 実 26.0~29.0 | 実 26.0~29.0 | 100% | 堅調様子見 |
関東 | 実 32.5~33.5 | 実 32.5~33.5 | 100% | 堅調様子見 |
中部 | 実 34.0中心 | 実 33.0中心 | 100%弱 | 強含み様子見 |
関西 | 実 32.0~33.5 | 実 33.5~35.0 | 90~95% | 強含み様子見 |
姫路 陸 | 実 32.0~32.5 | 実 33.5~34.0 | 100% | 強含み様子見 |
海 | +500円 | +500円 | 100% | 強含み様子見 |
中・四国 | 32.0~34.0 | 33.0~35.0 | 100%弱 | 強含み様子見 |
九州 | 実 32.0~34.0 | 実 33.0~35.0 | 100%弱 | 強含み様子見 |
先月末から当月初頭に掛けて底を打った鉄スクラップ市況は、相対的に高値であった輸出FOB価格に引っ張られ上昇に転じ、月半ばから月後半に掛けては国内電気炉メーカーの防戦買いも加わって上昇の勢いを強めた。その結果、1月に下落した約3,000円を1か月で取り戻した形で月末を迎えている。
一方で、韓国を中心とした需要国側は、米国産スクラップとの値差が縮まった日本産スクラップに対する買い姿勢を弱め、月後半は新規成約量の落ち込みが報告されており、また丸棒、H形鋼等国内鋼材市況の回復の遅れなど弱気要因も挙げられ、鉄スクラップ市況の先行き見通しを難しくしている。
(単位:千トン)
粗 鋼 生 産 | 8,630 | 前月比 +227 |
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うち電炉 | 1,994 | 前月比 - 86 |
メーカースクラップ在庫 (2011年12月) |
3,649 | 前月比 +208 |
小 棒 生 産 | 707 | 前月比 - 26 |
(月平均価格、東京・中部・関西三地区平均/単位:円)
異 形 棒 鋼 | 58,700 | 前月比 -300 |
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H 形 鋼 | 71,000 | 前月比 -300 |
スクラップ | 27,700 | 前月比 -600 |
(資料:日刊市况通信社/単位:千円)
月 初 | 月 末 | 入荷状況(%) | 見 込 | |
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北海道 | 実 22.5~25.5 | 実 27.0~30.0 | 100% | 様子見 |
東北 | 実 22.5~25.0 | 実 25.5~28.5 | 100% | 〃 |
新潟 | 実 21.5~24.5 | 実 26.0~29.0 | 100% | 〃 |
関東 | 実 29.0~30.0 | 実 32.5~33.5 | 100% | 〃 |
中部 | 実 28.5中心 | 実 34.0中心 | 100% | 〃 |
関西 | 実 28.5~29.5 | 実 32.0~33.5 | 90~100% | 強含様子見 |
姫路 陸 | 実 29.0~29.5 | 実 32.0~32.5 | 90~95% | 強含様子見 |
海 | +500円 | +500円 | 同上 | 〃 |
中・四国 | 29.0~30.0 | 32.0~34.0 | 100%弱 | 様子見 |
九州 | 実 29.0~30.5 | 実 32.0~34.0 | 90~95% | 強含様子見 |
1月の鉄スクラップ国内市況は、月間を通じて下げ基調で推移した。1月の国内市況は過去5年間上昇を記録しているが、今年は高炉メーカーの市中スクラップ不買継続、海外相場の軟化等が、力強さに欠ける鋼材市況と相俟って、値下げが表面化した。
年明け早々は強気であった米国シッパーも、成約難から徐々に売り腰が弱まり、旧正月入り直前に一部安値受注に動いたことで、国内市況に比べ高値を維持していた日本の輸出価格を押し下げる結果となり、日本の市中相場全体を冷やすこととなった。 月末価格は、月初に比べ約2,500~3,000円値下がりして、越月した。
(単位:千トン)
粗 鋼 生 産 | 8,403 | 前月比 -294 |
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うち電炉 | 2,080 | 前月比 -124 |
メーカースクラップ在庫 (2011年11月) |
3,441 | 前月比 - 71 |
小 棒 生 産 | 733 | 前月比 - 54 |
(月平均価格、東京・中部・関西三地区平均/単位:円)
異 形 棒 鋼 | 59,000 | 前月比 変わらず |
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H 形 鋼 | 71,300 | 前月比 変わらず |
スクラップ | 28,300 | 前月比 + 100 |
(資料:日刊市况通信社/単位:千円)
月 初 | 月 末 | 入荷状況(%) | 見 込 | |
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北海道 | 実 26.0~29.5 | 実 22.5~25.5 | 100% | 弱含様子見 |
東北 | 実 24.5~27.5 | 実 22.5~25.0 | 100%制限中 | 弱含様子見 |
新潟 | 実 24.0~27.0 | 実 21.5~24.5 | 100% | 〃 |
関東 | 実 32.0~33.0 | 実 29.0~30.0 | 100% | 〃 |
中部 | 実 32.5中心 | 実 28.5 中心 | 100% | 弱含み |
関西 | 実 32.5~33.5 | 実 28.5~29.5 | 100% | 弱含様子見 |
姫路 陸 | 実 32.5~33.0 | 実 29.0~29.5 | 100% | 様子見 |
海 | +500円 | +500円 | 100% | 〃 |
中・四国 | 32.0~34.0 | 29.0~30.0 | 100% | 〃 |
九州 | 実 32.0~33.5 | 実 29.0~30.5 | 100% | 〃 |